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IT戦略で意識すべき4大トレンド

ンダーガード氏は、今後の企業のIT戦略で考慮すべき4つのトレンド――「クラウドコンピューティング」「コンテクスト アウェアネス コンピューティング」「ソーシャルからのビジネス」「パターン型戦略」――を発表した。これらは日本だけでなく、世界中の企業が考慮すべきものだという。

クラウドコンピューティングは、2010年のパブリッククラウド市場が企業IT市場全体(約270億ドル)に占める割合で3%しかなかったものの、2015年には19%になると見込む。この間、企業IT市場全体の成長は年率3.8%前後だが、パブリッククラウドはその5倍という成長ぶりを予想。今後は、プライベートクラウドや両者を組み合わせたハイブリット型も台頭し、クラウドコンピューティングの勢いが加速するとしている。

コンテクスト アウェアネス コンピューティングとは、同紙によれば、ユーザーがITをどのような目的や意識で、どのように利用しているかという情報を知るアーキテクチャに当たるものだとしている。これを後押しするのが、モバイル端末の急速な普及であり、2010年にはモバイルPCやスマートフォンなどの出荷がデスクトップ型を上回った。OS別でも2015年には、モバイル向けOSがPC向けOSをインストール数ベースで追い抜くと予想。ユーザーの“ふるまい”をモバイル端末から得る機会が増えていくとみている。

ソーシャルからのビジネス、パターン型戦略は、上述したクラウド化やモバイル化がもたらすソーシャルの波を戦略やシステムに反映し、実行していくものだという。ソーシャルには“公的”あるいは“個人的”な要素が包含されるため、今後の企業ITには、さまざまな人間がより深く関わっていける柔軟さが求められるとの見方である。

ただし、企業はこれらのトレンドに乗るばかりではなく、マイナスにつながる点にも目を向け、これをリスク指標化して、適切に管理していくことが求められるとソンダーガード氏はアドバイスする。「IT業界はまさにこのトレンドの真っただ中にあり、10年後の企業の成長に大きな違いをもたらすだろう」と述べた。